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2015年8月3日月曜日

放送大学面接授業への出講

少し早めの予告ですが…本年度は放送大学の面接授業(新潟学習センター)に出講します。取り上げるのは『今昔物語集』です。芥川龍之介が「羅生門」の題材とした説話を含むことで知られるように、その内容も魅力的ですが、本集の言語の世界もまた面白さに満ちています。

例えば、『今昔物語集』の本文は漢字片仮名交じりの表記体をとります。一方、同じ時代には平仮名文や漢文(和化漢文)といった異なる表記体の文章が存在していました。このことは、それぞれの文章の用字・語彙・文法といった言語のあり方とどのように関わりを持ち、また日本語の文章史においてどのような意味を持つのでしょうか。原資料の読解や比較に基づいて講義を行います。

放送大学平成27年度第2学期面接授業シラバス (11月28日~29日)

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