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2020年8月13日木曜日

オフィス・アワー(オンライン)について

主として磯貝の演習を受講している方への情報となります(もちろん他の学生も歓迎します。個別に連絡を)。後期、オフィス・アワーを以下の要領で実施します。
  • 毎週、水曜日2時限目、金曜日3時限目(当面はこの曜限で)
  • オフィス・アワーのzoomミーティングを設定(詳細は別途通知)
  • 上記曜限の間、ミーティングには出入り自由
  • お茶等を準備して参加することが望ましい
  • とくに相談がなくても、そこに居てよい
  • 参加者同士で勝手に話していてよい(今日はとくに相談があるわけではないなと判断したら、私は私で勝手に勉強を始めます。皆さんも自由にどうぞ)

〈オフィス・アワーをこのようにしようと考えた理由〉

この度、新潟大学では後期授業もオンライン(非対面)で行うことが通知されました。学生の皆さんは、半年間我慢を重ねてきたのに、この上また…と思っておられる方が多いと思います。実際にオンラインの授業では、「本来できるはずだったこと」が制限され、不本意な思いで受講を続けた人も少なくないことを私たちも理解しています。その一方で、授業を行う側からは、例年以上に受講生の理解度が高く、思考の深まりを感じ取ることができた印象があります。私は動画配信の講義、LMSを補助的に用いた演習の2形態で授業を展開しましたが、いずれの授業でも学生の皆さんは私が当初想定した以上の取り組みを見せてくれました。

もちろん、これはオンラインで可能な授業/内容の範囲での話であり、なによりも非対面の制約を乗り越えるために受講生の皆さんが苦労し努力してくれた、その上にある成果だということを私は感謝とともに理解しています。(まあ、今期私たちは異常に時間と手間をかけて授業を作ってきたこともまた確かなのですが…、それでもやはり、学生の皆さんが授業に真剣に向き合ってくれたから、そうした努力も継続できたということだと思います。)

前置きが長くなりました。
このようにして、なんとか乗り越えたように見える授業でも、不足が生じていることは確かです。挙げていけばきりがないのですが、「学生相互の(とくに学年を越えた)交流」「教員との密接なやりとり」は、とくに難しい部分でした。大人数で動画配信のスタイルで行う形式にはそうしたデメリットが付き物ですし、同時双方向の形式でグループセッションを取り入れたとしても、やはり対面で行う細やかなやりとり(そこで得られる学び)を実現できるわけではありません。学生の皆さんからも、そうした活動を求める声が聞こえてきました。はじめに示したオフィス・アワーがそれを補完できるかどうかは分かりませんが、一つの場を提供できるかもしれないと私は考えています(個別に相談したい方については別の時間帯を用意しますのでご安心を)。

はたして需要があるかどうか、うまくいくかどうかはナゾですが、とりあえず始めてみようかと思っています。


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