Research student

留学・研究生希望の方へ Graduate student , Research student


現代社会文化研究科に留学を希望される方、研究生を希望される方へ。
私の研究室に興味をもっていただき、嬉しく思います。

  • 私の専門研究分野は、日本語学(日本語の歴史)です。
  • 日本語の歴史研究では、古代から中世にかけての日本語文献を読解する能力(古典文法に対する理解、くずし字や変体仮名等による書写文献の読解経験)が必要です。
  • 研究生の段階では、そうした知識についての研究準備を集中的に行います。研究生希望の皆さんには、まず、日本語の歴史と研究対象文献に対する興味・関心の強さを示して頂きたいと思います。
  • 研究テーマが日本語の歴史研究に関連性が薄い場合、また日本語学と日本語史研究に必要な基礎知識があまりに少ないと判断される場合は、指導教員として留学を受け入れることができません
  • 少なくとも、日本語史研究のどのようなところに興味を持ち、可能性を感じているのか、現時点の考えを聞かせて欲しいと思います。「先生の研究に興味があります」というメールをよく頂きますが、それでは受け入れを判断することができません。
  • 大学院(修士、博士前期課程)入学のためには、研究生として半年間もしくは一年間の準備期間が必要です。この期間に具体的にどのような勉強、研究を行うのか、事前に計画を立てることになります。
  • さらに、博士後期課程への進学を視野に入れている方は、博士論文で行う研究の基礎、前段階として修士論文を作成することになります。前期課程修了以降のイメージを持ちつつ、研究計画を立てるようにしましょう。
  • 研究計画書が提出された場合、受け入れ予定教員はその内容を確認した上で、受け入れの可否を検討します。その中で、研究がより適切に進められるようにアドバイスを行うことがあります。このようにして、研究計画は対話の中でアップデートされるものです。まずは、自分の研究(考え)を言葉にするところから始めてみましょう!

以上のことをよく理解した上で、進学・留学を考えてください。
なお、 受け入れの可否をお問い合わせくださる場合には、「研究テーマ」「今後の研究計画」を明確かつ具体的に準備・提示して頂けるようお願いします。

 

研究テーマ選択に役立つリンク

日本語研究・日本語教育文献データベース(国立国語研究所)
KAKEN 科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
CiNii Articles 日本の論文をさがす(国立情報学研究所)
国文学論文目録データベース(国文学研究資料館)



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