2016年2月5日金曜日

2015年度卒業論文発表会(日本語学・日本文学分野)

卒業論文の成果を発表する時期となりました。ゼミの4年生も、発表資料の作成に取り組んでいます。考え抜いて書いたつもりの卒業論文でも、聞き手としての他者を想定すると、随分と改変が必要なのだと気づいたりします。場合によっては、自らが「客観的に」辿った思考の筋道や関係づけ自体が、無自覚な前提に基づいていたことに気づかされたりもします。自分の内面で一貫した統一がとれていると思いこんでいる思考の結果について、変容の機会を与えてくれるのが発表という段階だと思います。4年生の皆さん、もう一息です。4年間の集大成、頑張りましょう。

新潟大学人文学部日本・アジア言語文化学主専攻では、以下の日程で日本語学・日本文学分野の卒業論文発表会を開催します。

日時:2016年2月16日(火) 10:00 受付開始、10:30 開会(17:00頃終了予定)
会場:新潟大学(五十嵐キャンパス)総合教育研究棟 B353教室

http://www.human.niigata-u.ac.jp/event_info/6243/ (人文学部の他の主専攻・分野の日程はこちら)


磯貝ゼミ(日本語史研究室)の卒業論文題目は、以下の通り。

 ・ 『古事記』の会話引用に関わる動詞の用字法研究
 ・ 勅撰和歌集序文における指示語の文脈展開機能
 ・ 『枕草子』における感動詞の研究
 ・ 『今昔物語集』におけるオノマトペの研究

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