2016年2月24日水曜日

自分の思考生活のトレンドを知る場

私の場合、第一にはこの「生活ノート」です。研究の構想、読書記録、授業の予習や計画、会議の記録などなど、ノートを分けずにすべて一冊に書き込みます。その際に、日別・目的別にページとペンの色を変えて内容分類をします。やっている人も多いと思いますが、なかなか便利。どこに行くにもこの一冊です。書いたことは日付の時系列で色別に並びますから、案外ゴチャゴチャになることもありません。


そんなわけで、最近のノートを見ると…授業色と会議色ばかり。反省して研究時間を増やすとしましょう。

第二の場は、ワープロの日本語入力・変換の学習機能です。例えば現時点で、私が「genki」と入力すると、まず変換されるのは「元亀」(年号)です。これが最初に出てくる人は、かなり特殊な方でしょう。その方とは友だちになれそうです。2番目の候補は「験記」。霊験記といった説話系の文章ジャンルです。よく使ってもよさそうな「元気」はその後に位置しています。

私は日本化した漢文である「変体漢文」を研究していますから、「hentai」と入力して「変態」や「編隊」が初めに出てくることはまずありません。ところが、こうした変換学習も研究に費やす時間が少なくなると、効率が落ちて今まで上位に来ることがなかった候補が現れるようになります。あーいかんいかん、と思う瞬間です。(「変態」が一番になることはあまりなさそうですが)


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