【題目】東寺観智院蔵注好選の用字について―左右両訓を有する漢字の性格から―
この研究は、現在私が関わる二つの科研、
「注釈・論義資料の用字法と文章構造に着目した仏教漢文書記史の研究」(日本語史研究、研究代表者)
「学びのプロセスと日本語書記史を統合する学習材・学習方法・カリキュラムの開発と検証」(国語教育研究、研究分担者)
の両方の成果が生きたもの、異なる領域の研究が統合される可能性を感じられるものとなりました(早いところ活字化することが当面の目標です)。
学会にはゼミを卒業したメンバーも姿を見せてくれました。私にとって大変嬉しく、心強い味方を得た気分です(もちろん現役学生の皆さんも同じことです)。研究発表は何回やっても緊張するものですし(慣れてはきますが…)、自分のメッセージが果たして届くのか受け入れて貰えるのかという不安との戦いでもあります。そうした中、「この人に伝えよう!」と思える相手や宛先が明確に形をとって見えてくることで、言葉が生きた力を持つように感じられることがあります。
発表原稿を一生懸命読んでいるだけのように見えたかもしれませんが、私はこんなことを感じながら発表していたのでした。ゼミのみなさん、ありがとう!
私の味方(笑) |
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