2016年2月19日金曜日

古代文字フォント「春秋-tsu」を使ってみた

Twitterのタイムライで話題になっていたので、ちょっとのぞいてみたところ、なかなか面白そうな試みでした。古代文字フォント「春秋-tsu」無料ダウンロードのページ
ありがたくダウンロードさせていただきました。

解説によれば、「白川静『新訂 字統』に収載された甲骨文字・金文・篆文のなかから、絵から楷書へのつながりが理解しやすいものを選び、金子都美絵がかきおこしたものです。」とあって、教育漢字1006字のうち古代文字が判明している975字が対象。当然のことながら国字はフォント化対象外。

例えば、「日本・アジア言語文化学」の漢字部分のフォントを変えると次の如し(漢字の体系性の点では色々混じっちゃうのがアレだけど)。


うーん、なるほど。この印象を正確に表す語彙を私は持たないなあ。でもなんだか漢字文化の薫りが漂いだしたような…。


ちなみに上は、「焼肉定食」。これは現代の字体でいいや。


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